• ヨーロッパ空手連盟(53カ国)
  • アジア空手道連盟(43カ国)
  • アフリカ空手連盟 – 南アフリカ空手会(49カ国)
  • オセアニア空手連盟(12カ国)
  • 全米空手連盟(36カ国)

実に世界193にもおよぶ国がそれぞれのエリアの空手道連盟に加盟しています。

柔道やレスリングというオリンピックではおなじみの競技の世界競技人口はというと、

  • 柔道の競技人口は約130万人
  • レスリングの競技人口は約100万人

となっており、世界規模でも、空手の約6500万人という競技人口は柔道の50倍、レスリングの65倍と、その多さに驚かされますよね。

ちなみにいつでも世界が熱狂する、こちらもオリンピック競技の定番中の定番であるサッカーはというと世界での競技人口は約2億5000万人と破格の数字になりますが、世界への浸透度からいえば、空手も引けをとりません。

これだけ世界に浸透した競技である空手がなかなかオリンピック競技に正式種目として採用されなかったのには、前述した流派があまりにも多くなりすぎたということがあるのかもしれません。

更に、流派ごとに「型(形)」が少しずつ違っていることから、世界規模の競技とした場合に統一した評価がしにくいということがあったとも考えられます。

2020年の東京オリンピックを機に、更に統一化されたルールに基づいた競技へと発展し、オリンピックの定番競技として確固たる地位を確立していってもらいたいところです。

今回の記事のまとめ

  • 空手は琉球王国(現在の沖縄県)で生まれ中国拳法の要素が加わって発展してきた
  • 空手には「組手」と「型(形)」の2つの練習形式がある
  • 空手の「組手」とは二人で相対して行なう練習形式である
  • 空手の「型(形)」とは各種の技を決まった順番で一人演武する練習形式である
  • 空手女子の「型(形)」で無敵を誇る注目の選手が清水希容選手である
  • 東京オリンピックで清水希容選手は空手女子の「型(形)」のメダル獲得の期待が大
  • 清水希容選手の強さは空手への愛情、屈辱的敗北の経験と低い心で練習に臨む姿勢にある
  • 日本国内の空手競技人口は柔道やレスリングの競技人口を遥かに凌ぐ120万人以上
  • 世界における空手の競技人口は193カ国、6500万人以上

今回は、2020年の東京オリンピックで正式種目として採用された空手のルーツと競技人口について紹介するとともに、空手女子の「型(形)」で無敵の強さを誇り、オリンピックでメダル獲得の期待がかかる清水希容選手の強さの秘密に迫ってみました。

一人演武となる「型(形)」は何といっても、演武のキレが観るものを魅了します。2020年夏時点で清水希容選手は26歳となりますが、抜群のキレを保ちつつ、深みのある演武をもって今度はオリンピックという大舞台で頂点に立つことを期待したいところです。