ゴルフの公式ハンディキャップはこうして取得!これであなたのゴルフレベルが一歩先に!

初めてゴルフクラブを手にした時から日々練習を積み重ね、そしてラウンドを重ねてくるとスコアから自身の大体の実力というものがイメージできるようになりますよね。よく、「今日は110も叩いてしまった」とか「もう少しで100を切れるところだったのに」とか、さらには「今日は90前半で回れた!」とかいった会話がよく聞かれます。

しかし、よく考えてみれば、毎回全く同じゴルフ場で同じティーグラウンドを使ってプレーしているわけではありません。当然ながらいろんなゴルフ場でプレーしたいし、実際やりますよね。ところがゴルフ場によってその難易度はバラバラです。一つのゴルフ場で好スコアが出たからといって他のゴルフ場でも同じ好スコアが出るとは限りません。

そんな中で本当の自分の実力とはどのレベルなのかというのはイメージだけでは分かりにくいものです。その指標となるものが「HDCP:ハンディキャップ」ということになります。そして日本ではオフィシャル(公式)ハンディキャップというものは唯一JGA(日本ゴルフ協会)によって査定されます。正式にはJGA/USGAハンディキャップインデックスと呼びます。

そこで今回は、まだ正式なハンディキャップを取得したことがないゴルファーのために、ゴルフのハンディキャップとは何か。その存在意義と取得方法、さらにはハンディキャップを取得するメリットについて解説したいと思います。

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ゴルフのハンディキャップは何のために存在するのか?

日本国内だけに絞ってみても、アマチュアゴルファーの数は星の数ほど存在します。子供から大人まで、男性もいれば女性もいます。更には初心者もいれば熟練者もいます。

様々な技量のゴルファーがいる中で、

  • プレーヤー同士が公平に競い合えるようにすることで、少しでもゴルフを楽しめるようにすること。

がハンディキャップの目的となります。

このハンディキャップは基本、アマチュアゴルファーにとって有用なシステムと考えられます。アマチュアの競技において、もしもハンディキャップの概念がなければ、いつでも勝てる人が限られてしまい、技量の低い人にとっては大変おもしろくない環境が生まれてしまいますよね。

その意味からも、ハンディキャップは、より多くのアマチュアゴルファーにとって、一つのコンペ(競技会)で誰にでも勝つチャンスを与えてくれる存在となります。

ちなみにプロの世界ではこのハンディキャップを考慮した試合は一切行なわれません。正にガチンコ勝負ですね。

公式ハンディキャップを取得するメリットとは?

JGA(日本ゴルフ協会)としては全てのアマチュアゴルファーがオフィシャル(公式)ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得することを目指していますが、特に国内で行われる各種競技会においては、このハンディキャップが必ず必要となるものが少なくありません。

ゴルフの競技会といえば主になものとしては以下の4つがあります:

会社や仲間内、その他サークルで行うゴルフコンペ

各ゴルフ職場関係やサークルなどでのコンペでは、「ダブルペリア」方式といった、その日の参加者のプレースコアに応じて算出される、その日限りのハンディキャップ算出され、参加者の順位が決定され、この場には「公式ハンディキャップ」の概念は先ずありません。

ゴルフ倶楽部に所属する会員同士で競う倶楽部コンペ

ゴルフ倶楽部における競技会では、所属したいゴルフ倶楽部の会員となり、ゴルフ倶楽部を通じてJGA査定による公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)をもって競技を行なうもので、公式ハンディキャップによって技量に応じてクラス分けがなされます。

都道府県ゴルフ競技団体主催による競技会

ゴルフ協会あるいはゴルフ連盟という名前で各都道府県に設置されている競技団体で「アンダーハンディ競技」や「スクラッチ競技」(ダブルペリアと併用で行われる場合もある)で年間10~15試合を主催しています。各都道府県に在住あるいは職場がその都道府県にある場合は誰でも参加できる公式競技会で、ここでは必ず公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得したものが参加資格となります。

JGA加盟団体(8地区連盟)主催による競技会

このJGA加盟団体というのは、競技の中でもよりハイクラスで大きな大会を主催する北海道から九州までの全国に8団体存在します。ここでの競技参加においても条件は厳しくなりますが、必ず公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)が必須となります。

ざっくりと主だったカテゴリーで紹介しました。その他にも国内にはスポーツメーカーやゴルフメーカー、中には自動車メーカーなどによる多くの競技会が存在しますが、各競技で採用されるプレー方式は違いますが、競技の内容がしっかりすればするほど、公式ハンディキャップの必要性も上がると考えてください。

つまり、公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得することで様々なゴルフ競技会に参加する資格を得れるということになります。この参加資格は自身のレベルアップのためにも非常にメリットとなること間違い無しです。

公式ハンディキャップの主な取得方法とは?

日本で唯一の公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を査定するJGA(日本ゴルフ協会)からハンディキャップを取得することは全てのゴルファーが可能となています。その取得のためには以下の方法があります。

JGA加盟ゴルフ倶楽部の会員となる

JGAに加盟しているゴルフ倶楽部(中には加盟していないゴルフ場もあるので留意)の会員権を数十万~数百万円で購入し、そのゴルフ倶楽部の会員として所属することで、そのゴルフ倶楽部を通じて公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得するというもの。尚、現在は「NEW J-sys」というインターネットを利用したJGAの公式ハンディキャップシステムによって管理運用されています。

ハンディキャップに応じて倶楽部内でAクラス、Bクラス、Cクラスというレベル分けが行われ、通常の月例会ではそのクラスごとに競うことになる。

JGA(日本ゴルフ協会)の個人会員として登録する

公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)の査定機関であるJGAに直接個人会員として登録するものですが、個人会員には以下の3種類があります:

  • JGAプレミアム会員(入会金10,000円、年会費10,000円 各種特典あり
  • JGAグリーンクラブ会員(入会金不要、年会費2,400円 HDCP取得のためだけの会員)
  • JGAジュニア会員(入会金1,000円、年会費1,000円)

それぞれのカテゴリーに応じて入会を申し込むのですが、プレミアム会員とグリーンクラブ会員の場合の手順としては

  • JGAのホームページより入会申込書をダウンロードし所定箇所を記入した上でJGA宛にFAXもしくは郵送で入会申込書を送付する。
  • JGAより送付される振込取扱票を使って郵便局で所定の費用を入金する
  • 入金確認後、申込者宛に入会通知書及びNEW J-sys利用IDとPASSが送付される

となります。

ジュニア会員(年齢満 6 歳から満 18 歳までの男女)の入会申し込みの場合はJGAのホームページの申し込み専用ページからのオンラインでの登録となり

  • メールアドレスを登録
  • JGAより返信されてきたメールに記載の専用URLにアクセスし、登録内容を入力
  • 入会金及び年会費の支払いを所定の方法で行なう
  • 支払い完了にて入会手続き完了

となります。

都道府県ゴルフ競技団体に加入する

各都道府県に設置されたゴルフ協会あるいはゴルフ連盟に加入することで公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得することができます。

加入する上では以下の条件が規定されています:

  • 加入しようとする競技団体の管轄都道府県に在住していること
  • 自身の職場が加入しようとする競技団体の管轄都道府県に存在している

いずれも入会金と年会費が必要になるが私が在住する奈良県では、入会金2,000円、年会費1,000円でいけるのでとてもリーゾナブル。

この競技団体主催の競技会は、「県民大会」や「ゴルフ協会会長杯」、「シニアゴルフ競技」、「ジュニア競技」といった名の元で開催され、アマチュアゴルファーにとってはとても参加しやすい競技ではないかと思います。

当該団体主催の競技会ではスクラッチで5位以内に入ると、年1回開催される県大会への出場権が獲得できます。さらに県大会で3位以内に入賞すると国体代表選手の権利を取得できるなど、一般ゴルファーがより大きな大会に参加できる登竜門でもあると言えます。

JGAが認めた組織、団体へ加入する

当該組織、団体というのは代表的なものとして

というそれぞれネット会員になることで、ネットで公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得できるというものです。

  • 楽天GORA/JGAハンディキャップ倶楽部では入会費、年会費無料で取得可能
  • GDO JGA公式ハンディキャップは年会費2,592円(税込み)を払って取得

という条件となっていますので、公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)取得に対して非常にリーゾナブルな費用設定となっていますので、より気軽にハンディキャップを取得したい方には向いているのではないでしょうか。

ハンディキャップ取得の申請に共通して必要なもの

公式ハンディキャップ(JGA/USGAハンディキャップインデックス)取得には先ずは上記にて紹介した各種組織あるいは団体に所属した上でスコアカードを提出しなければなりません。

但しそこには主に以下3つの条件があります:

  • 提出するスコアカードは5枚以上であること。
  • スコアカードが20枚以上になった場合は常に最新20枚で査定される。
  • 日本ゴルフ協会(JGA)または日本パブリックゴルフ協会(PGS)に加盟しているゴルフ場でプレーしたスコアカードのみが査定の対象となる。

各スコアカードの有効期限は2年となっているので直近2年以内でラウンドしたスコアカードが対象となります。常に正確で最新のハンディキャップを取得する上でもラウンドした際は漏れなくスコアを提出することが大切となります。

ハンディキャップ取得において一点注意しなければならないことは、上記に示したいずれか一つに絞った方法で取得をしなければならないこと。ダブっての申請はできませんのでお留め置きください。

今回の記事のまとめ

  • ハンディキャップはプレーヤー同士が公平に競うためのシステムである
  • 公式ハンディキャップは競技ゴルフ参加のための資格となる
  • 公式ハンディキャップは自身のゴルフ技量を上げるための切符となる
  • 公式ハンディキャップ取得は様々な方法で誰でも取得可能
  • 公式ハンディキャップ取得には最低5枚以上のスコアカードが必要

和気あいあいゴルフから、より締まりのあるゴルフまで幅広いですが、ルールも厳格な競技会へ参加していくことは自身の技量をスピーディーにあげていくためには非常に有効な方法となるはずです。せっかくゴルフを始めたのならば、是非公式ハンディキャップを取得してそのハンディキャップを低くすることを目標にしていきましょう。より楽しいゴルフライフのために。

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